2028年放送のNHK大河ドラマ「ジョン万」。その主人公が、土佐(今の高知県)出身のジョン万次郎(中濱万次郎)です。漁師の少年が、漂流の末にアメリカへ渡り、やがて日本の歴史を動かす——。そんな波乱の人生を、はじめての方にもわかりやすくご紹介します。
ジョン万次郎(中濱万次郎)ってどんな人?
ジョン万次郎は、1827年(文政10年)、土佐の中浜村(現在の高知県土佐清水市)に、貧しい漁師の家に生まれました。幼くして父を亡くし、家族を支えるために働く少年でした。その彼が、思いがけず海の向こうの世界とつながり、幕末から明治にかけて「日本とアメリカの架け橋」となっていきます。
漂流からアメリカへ──波乱の人生(年表)
- 1827年 土佐・中浜村(今の土佐清水市)に生まれる
- 1841年(14歳) 漁に出て嵐に遭い、無人島・鳥島に漂着。143日間ともいわれるサバイバル生活を送る
- 救助 アメリカの捕鯨船に助けられ、船にちなんで「ジョン・マン」と呼ばれるように
- 渡米 ハワイを経てアメリカ本土(マサチューセッツ州フェアヘブン)へ。英語・航海術・数学などを学ぶ
- 1850年ごろ ゴールドラッシュのカリフォルニアで帰国の資金を稼ぐ
- 1851年(24歳) 琉球(沖縄)経由で日本へ帰国。鎖国の時代で、きびしい取り調べを受ける
- 1853年 黒船来航。英語と海外の知識を買われ、幕府に登用されて「中濱万次郎」を名乗る
- 1860年 咸臨丸でふたたび太平洋を渡り渡米。通訳・技術指導として活躍
- 以後 英語や航海術を教え、後進を育てる
- 1898年(明治31年) 東京で死去(71歳)
日本に果たした役割
帰国後の万次郎は、当時の日本でほとんどいなかった「英語が話せ、アメリカを実際に知る人物」でした。
- 幕府の通訳・外交の補佐として、開国期の交渉を支えた
- 航海術や英語を教え、近代日本の人材を育てた
- 咸臨丸での渡米など、日米交流の最前線に立った
土佐出身の志士たちをはじめ、多くの人に「海の向こうの世界」を伝えた存在ともいわれています。
大河ドラマ「ジョン万」の基本情報
- 作品名:ジョン万(NHK大河ドラマ 第67作)
- 放送:2028年1月スタート予定(NHK総合ほか)
- 主演:山崎賢人さん(ジョン万次郎=中濱万次郎 役)
- 脚本:藤本有紀さん
- 見どころ:漂流とサバイバル、日米をまたぐ壮大な生涯、幕末という激動の時代
- ゆかりの地:高知(土佐)
※大河ドラマの情報は発表時点のものです。最新の情報はNHK公式サイトでご確認ください。
ゆかりの地・土佐清水市へ
万次郎のふるさと・高知県土佐清水市には、その生涯にふれられるスポットがあります。
- ジョン万次郎の資料館(生涯や偉業を紹介)
- 雄大な太平洋を望む足摺岬(あしずりみさき)周辺
- 生誕地・中浜エリア
ドラマをきっかけに、ぜひ”ジョン万のふるさと”にも足を運んでみてください。
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